本日は三菱1号館美術館で開催中の美術展とこの美術館の生い立ちなどを見ながら東京駅周辺を歩くツアーに参加です。11月の終盤ですから寒さが少し厳しくなりつつありましたがお天気も良く、十分街歩きを堪能できそうです。
JR東京駅丸の内南口⇒三菱1号館美術館⇒丸の内国際ビルヂィング⇒明治生命館⇒リーフデ号模型像⇒KITTE⇒JR東京駅丸の内南口

まずは三菱1号館美術館で開催中の「イスラエル博物館所蔵の印象派・光の系譜展」を鑑賞。作品は水面をたたえた風景、自然の中での人の営みの風景、近代都市の風景、そして自画像などで構成されていました。印象的だったのはモネの水連が今まで見たことのない構図のものだったこと、フィンセント・ファン・ゴッホの「プロヴァンスの収穫期」と「麦畑とポピー」が素晴らしくてとても印象に残りました。

展示を見る時間が1時間と短く、大急ぎで中庭に集合すると確かこちらの庭は10年前に植樹された木々だとか。今ではとてもすくすく成長し葉は茂り素敵な場所になっていました。

その後、ミュージアムカフェCafe1894で ガーデンプレートランチ(ハーブティーつき)で昼食。ほとんどの席が予約でいっぱいでした。食事内容は見た目より豪華ですっかりおなかがいっぱいになりました。

美術館内裏側見学ということで職員の方が現れてあちらこちらを見ました。
まずはこの建物の模型。

面白かったのは1階、2階、3階と窓の大きさや形が微妙に違っていたこと。これは遠近法を意識した見せ方を用いての建て方だそうです。
この建物はもともと銀行のお店。そして後は貸事務所だったようです。1階の銀行のお店風景は面白かったです。

奥には岩崎弥太郎さんがお客さんの接遇に笑顔ということで好んで飾った「おかめ」も見えました。
別の部屋にはこの建物の設計者ジョサイン・コンドル像がありました。

さらに地下におりますともっと建物の素の姿が見えました。実はレンガの積み方は色々あるようです。この建物はイギリス式だそうです。

この建物を開設するにあたっての色々な説明板が作られていました。
そして復元模型。これは木で作られた建物の骨組み模型。

これは復元前のもともとの避雷針とのことでした。

19世紀末に日本の近代化を象徴した三菱一号館は、2010(平成22)年春、三菱一号館美術館として生まれ変わったとのことです。
三菱の元祖は今、大河ドラマで登場している岩崎弥太郎さんが1代目、次は2代目弥之助、3代目久弥、4代目小弥太。それぞれが各世代で活躍し、事業を大きくしたようです。
丸の内国際ビルヂィングは1911年(明治44年)に建造されたとのこと。1階にはいるとエレベータホールは細かなタイルを張った見事な場所でした。


明治生命館(めいじせいめいかん)の設計は岡田信一郎・捷五郎(兄弟)、構造設計が内藤多仲。今では重要文化財です。太平洋戦争後は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)に接収。アメリカ極東空軍司令部として使用されとのこと。5階分のコリント式列柱が並ぶ古典主義様式に則ったデザインでした。

リーフデ号模型像。

リーフデ号がオランダを出たときは五隻の船団でしたが途中で難破したり、引き返したりしたため、無事、目的地の日本に到着できたのはこの一隻だけ。
乗組員も当初は100人以上いたのに、日本に着いたときには20数名だったというほどの戦争並に厳しい生存率だったのです。彼らの目的は当時「極東」と呼ばれていた東アジアとの交易でした。成功すれば莫大な利益を手にすることができるとはいえ、ここまでする根性は凄まじいですよね。
丸ビルの松杭。

今やビジネスの中心地になった東京丸の内。この地に旧丸ビルが建ったのが、今から94年前。1999年に旧丸ビルが取り壊された時に地下から無数の松の丸太が発見されました。旧丸ビルの基礎にはアメリカ北オレゴンの松が杭として使われていたのです。木杭は全部で5443本打ち込まれましたが、長さは2種類で、15mのものが1350本、13.5mのものが4093本使用されたそうです。松が地下から引き抜かれた時の松の状態はほぼ当時のままだったようで、松の生命力は脅威的。そんな旧丸ビルに使われた松杭が、2002年に完成した現在の丸ビルの行幸通り側のオフィス通用口にありました。丸太はガラス板に塞がれて展示してありました。
三連アーチのステンドグラス。

旧丸ビル(1923年竣工)の外観を象徴する独特の三連のアーチは、昭和10年に改修。旧丸ビルでは東京駅側と行幸通り側に設置されていた三連アーチを図面に忠実に復元し丸の内エリアの象徴軸である行幸通り側に配置したのです。ステンドグラスはオリジナルのものを再利用しているようです。
KITTE。

2013年3月21日開業。地下1階から地上6階まで7つのフロアには全国各地のご当地銘品を扱う食物販店舗や日本のモノづくりへのこだわりと日本ならではの美意識を感じさせる物販店舗、地域で愛される老舗の味、地元で話題の飲食店舗など、心地よさ、奥深さ、愉しさを伝えるショップ&レストランを揃えました。
KITTE敷地内に多羅葉(たらよう)の木があります。これははがきの木ともいいます。日本では平安時代に多羅葉(たらよう)の葉に傷をつけて、伝えたい言葉を相手に書いて渡した事が始まりと言われたいます。

多羅葉が実をつけていたのをはじめてみました。

KITTEの上からの東京駅。

JR東京駅丸の内南口のドーム天井。

秀吉の兜がモチーフの部分。

そのほかドーム下の八角コーナーには、左を向く八羽の勇猛な鷲が取り付けられています。
また干支の彫刻は、ドーム内の8カ所のコーナーに、その干支の方位に従って十二支のうち八支の彫刻が配置されています。残りの四支、子(ねずみ/北)、卯(うさぎ/東)、午(うま/南)、酉(とり/西)は省かれています。いずれも灰緑色をバックにガラス繊維強化石膏(GRG)で作られているようです。
今日は冬晴れの空のもと,9:45東京駅南口に集合。12人の参加者はそれなりに楽しくウォーキング。私は職場の友人Kさんと参加でしたが約8000歩の街歩きは特別編として参加しましたがなかなか楽しめました。TD神内さん、講師は東京シティガイドの方でしたがいずれもお元気そうでとても刺激になりました。また皆様お会
いしましょう。
posted by yunofumi at 15:41|
ドタバタ日記