草津宿に入ると路面はオレンジ色でとても歩きやすい。また田中九蔵家の案内が路面に陶板を埋め込み、案内してありました。

太田酒造・道灌蔵江戸時代徳川家に仕え、江戸城を構築させた武将「太田道灌」がご先祖。
三代目の太田若狭守正長が越前福井藩より草津に移り、代々関守を勤め、その後ここで酒造りを始めたとのこと。
ここは道灌蔵で近江地酒「道灌」を、神戸の灘では千代田蔵で「灘の生一本」などがあると伺いました。

立木神社。
創建は767年と古い。厄除け開運や交通安全で崇拝されている様子。
ご神木が柿の木とは珍しかった。

境内には古い道標がありました。江戸時代の延宝8年(1680年)11月に建てられたとのこと。以前は旧草津宿追分の東海道と中山道の分岐点にあったのが、現在この境内地に移されたようです。
道標には、右東海道いせみち、左中山道たがみちとありました。

山村石材店前。
大津市神領1丁目、瀬田唐橋東詰めより400mの位置にある石材店。
その前で石像の猫が愛らしく、左旧東海道、右瀬田大橋を案内していました。
ちょうど道なりで、うっかりすると東海道を外れてしまいますので有りがたい案内でした。

建部神社はすごく大きかった。
創建は日本武尊の死後の景行天皇46年ということで古―い。
本殿が古式ゆかしい感じで神々しかった。

昭和20年に当時の最高額の千円札の図柄に日本武尊とこの本殿が使われたのに発行枚数はとても少なく、今は「幻の千円札」と言われているそうです。

石燈籠は重要文化財。鎌倉時代の文永7年(1270年)の造営とのこと。

瀬田唐橋(せたのからはし)
日本三名橋・日本三古橋の一つとされる。また、日本の橋100選にも選ばれているとのこと。
最初は吊り橋、次は丸木舟を並べ藤や蔦で覆った橋などと古事記にもあるようです。
昭和54年にはコンクリート橋になったようですが下を流れる瀬田川は川幅も広くいつの時代も工事はさぞや大変だったでしょう。
夕焼けの中で見るととてもきれいだろうと思いました。

その後、「うばがもちや」(姥が餅)にも立ち寄りました。
昔も今も旅のつれづれはおやつ。そんな中でもお餅は腹もちがよいので好まれたはず。
戦国の世の中で幼児を預けられた乳母が含ませたであろう乳房をイメージして作られているようです。情報が発達していない世の中でも口コミで広がった名物なのでしょう。
私もお土産にゲットしました。
さてここで今回のウォーキングは終了。
約20000歩。歩程約9km。実質午前の約4時間!
ということで13:30出発。
おまけということで、琵琶湖を眺めながら一路、近江八幡へ。
近江八幡資料館⇒近江商人の町並み⇒八幡堀散策⇒白雲橋⇒日牟禮八幡宮
日牟禮八幡宮。

時間がないながら16:00すぎまでブラブラ。
さすがに名高い近江の豪商が育てた街です。
見所がまだまだありそう。
ロープウエィ、ミュージアム、ヴォーリス記念館等々。
また近くには彦根城、琵琶湖、足を延ばせば比叡山。
もう一度訪れたいと思いました。
その後バスにて米原へ。そして新幹線に乗り22:00前に帰宅。
今回で32回目の五十三次ウォーキングでした。
いよいよ次回10月は第53宿の大津、そして終点の三条大橋です。
最後までがんばりまーす。