昨日からJR草津駅そばのビジネスホテル「アーバンホテル草津」に宿泊。
本日は7:45ホテル出発。
JRで昨日の終着点だった三雲駅に8:30頃到着してすぐウォーキング開始。
今日は「とにかく歩け、歩け!」と激が飛びました。
石部は「京立ち 石部泊まり」と言われ、江戸に下る最初の宿泊した宿場。
全盛期は商家216軒、旅篭32軒の大きな宿場。街道沿いに連子格子のある家々がよく見られまた道は鉤型に曲がっていました。
まもなくトンネルがありその上に「大沙川」という「天井川」が流れていること、左手に大きく見えるのが「弘法杉」とのこと。

上に登って見ると川が確かに流れており、まさしく「天井川」。
そして見上げるばかりの大きな杉の木。
樹令750年、樹高26m、周囲6mの大木でした。
言い伝えでは弘法大師(空海)が食後に杉の箸を立てて置いたのが成長したとか。
今は「弘法杉」と呼ばれ左利きを直すおまじないにのに利用されていたようです。

10:00頃そろそろと思っていたら北島酒造に到着。まずはお酒を作る水をいただく。皆さんはそれから「御代榮」や「北島塩ゆず」を試飲。
一気に疲れが吹っ飛び、皆さん元気回復。

新善光寺。
信州の善光寺如来のお告げで慶長5年(1253年)にこの地にできたお寺さん。
お寺さんでお作りいただいた昼食はできたてで、美味しかった。ほっとした1時間でした。

栗林市の六地蔵に和中散本舗、大角家の立派な建物がありました。

中には石臼に入れた薬の材料の植物などを細かくする機械がありました。
これは川の流れで歯車を回し、石臼の中のものを粉にする原理と同じ。
もっとも、人間が中に入って歯車を回したようです。

和中散は江戸時代の家庭用漢方薬で枇杷葉(びわよう)・桂枝(けいし)・辰砂(しんしゃ)・木香・甘草(かんぞう)などを調合した粉薬との事。暑気あたり・めまい・風邪などに服用したようです。
今は正確な処方はないとのことでした。
慶長16年家康公が病のとき服用し、回復したことから世間によく知られたようです。
大角家は本陣でもあったので天皇や大名も宿泊したようで建物、調度品、それにお庭も見事。
しかし重要文化財ともなると、個人で維持するのはとても大変そうでした。
草津宿本陣(田中七左衛門家)が家屋敷とも立派に保存されていました。
そしてこの直ぐ傍に草津街道交流館がありました。
ここでは宿場全体のことや昔の旅体験等、面白い企画を見ることができました。

中でも私達に草津市長名で「草津祝出立・通過証」が発行されたのが驚き!
ここまでの宿場歩きで初めてだったのです。有難く頂戴しました。

何しろ朝から夕方までのウォーキング。約38000歩。歩程約18km。実質7時間越え!
炎天下、歩道のない狭い道、また直線で長い道は疲れる!
おまけにコンビニはもとより自販機も珍しいくらいに“なーい”。
ホント!一列縦隊でモクモク!は疲れをウンと感じさせるのでした。
歴史的な建物など多い所でした。それにしても日本橋を出発以来、平坦なのに一番長い、苦しいウォーキングの一日でした。
やはり顧みれば、皆さんと一緒だからこそできたこと、と感謝。
入浴、夕食、ストレッチをこなし、20:30にはバタンキュー。
明日は最終日!がんばりまーす。