2018年04月19日

2018.4.14 横浜散策 第10回青葉区

東急田園都市線あざみ野駅⇒あざみ野駅東側交差点⇒早淵川・中村大橋⇒向井根橋⇒驚神社⇒新石川橋際交差点⇒新石川橋⇒関耕地橋⇒老馬鍛冶山不動尊・霊泉の滝⇒大山道・老馬谷ガーデン⇒鍛冶橋⇒庚申堂⇒荏田宿案内板⇒カフェぐらすうっど⇒横浜山内郵便局⇒真福寺下交差点⇒真福寺・庚申塔⇒布川・布川橋⇒荏田宿常夜燈⇒荏田交差点⇒セブンイレブン・高札場跡⇒布引橋⇒荏田城址・徳江建具店⇒横山医院⇒城南信用金庫⇒荏田町第二歩道橋⇒荏田宿庚申塔⇒大山道・小黒谷地蔵尊⇒かごの屋(昼食)⇒東急江田駅⇒荏田猿田公園⇒長者原遺跡⇒橘・学生会館⇒えだ動物病院⇒竹下地蔵堂⇒市ヶ尾横穴古墳群・市ヶ尾小学校正門(古墳門)⇒市ヶ尾郵便局⇒梨園⇒稲荷前古墳群⇒総合庁舎入口交差点⇒大山道猿田坂⇒旧旅籠綿屋⇒東急田園都市線市が尾駅

早淵川は青葉区美しが丘西に源を発し南東に流れており都筑区、港北区をへて横浜市港北区綱島西付近で鶴見川に合流しているとのことです。昔は大変なあばれ川だったのが現在は全域がコンクリート護岸となっておりあざみ野駅の東、中村大橋までが一級河川だそうで鶴見川本流の水防に大いに寄与していようです。現在は水もきれいでコガモが優雅に泳いでいました。
そうそう、あばれ川の頃の早淵川は土手にあざみ野が見事に咲いていたことからこの辺りがあざみ野と呼ばれるようになったとのことです。
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驚神社は創立不詳とはいえ奈良時代に造られたとの伝承があるとのことで石川牧の鎮守と言われているとのこと。昔この地域は牧場があり、名馬がよく出た場所で、「馬を敬う」の二字を合成して「驚」となったという名称由来の説を伺いました。石川村の鎮守であったことから、秋祭りには早淵川の上流の谷戸(保木、平川、荏子田、船頭牛込)の社から神輿と山車がこの驚神社に集まり、その時に奉納されるのが牛込獅子舞。これは一人立ち三頭獅子舞で約300年前、元禄年間の疫病流行の際に始まったと伝えられているとのことでした。
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大山街道を進むと老馬鍛冶山不動尊(ろうばかじやまふどうそん)がありました。
馬を駆っていた石川牧や驚神社が傍にあるくらいですから、老馬を祀るお不動さんということでしょう。
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老馬鍛冶山不動尊の下にある霊泉の滝は古くからある湧き水で、不思議な力があるとして保護されてきた「霊泉」で雨ごいや咳に効くそうです。
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本日はこの霊泉の滝から大山街道を歩き、江田駅に出るコースです。
大山街道は、東海道とは違い脇街道といわれ、現在国道246号として使われており、大山と、現在の赤坂付近(江戸)を結ぶ街道として、昔から多くの人に使われてきた街道。 大山は昔から、雨を降らせる雨乞いの神様の山として知られていて、今でも「大山参り」をする人たちが利用しているとのことです。

庚申堂は江戸中期、荏田村下宿の婦人たちにより建てられたそうです。当時は女性がこのような行動を起こしたことは珍しいそうです。
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荏田宿(えだじゅく)案内板
荏田宿は、かつて武蔵国都筑郡荏田村で大山道(矢倉沢往還)が通っていた宿場。
旅籠屋をはじめ、さまざまな商人・職人が居住し、合計二十数軒の家屋が連なっていたようですが、1894年(明治27年)の火災により焼失したとのことです。この案内板は当時の面影を描いたようでした。
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真福寺は真言宗豊山派の寺院。旧小机領三十三所観音霊場の第二十番札所とのこと。創建は不明のようですが、ご本尊は千手観音立像で普段は御開帳ではないとのことでした。
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本堂内には多くの古い絵馬が多く見られました。
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真福寺門前には文政11年といわれる庚申塔があり、大切にされているようでした。
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荏田宿常夜燈(えだしゅくじょうやとう)
神奈川県の北を通る矢倉沢往還は東海道の裏道にあたり、大山参詣の中心道であったことから、大山街道とも呼ばれていました。荏田は長津田とともに、江戸初期から宿駅に指定されていたのです。当時の宿の繁栄がこの常夜燈に残っているようです。この燈は高さ230cmで燈の中台には「秋葉山」、竿に「常夜燈」と刻まれているとのこと。文久元(1861)年に作られたこの燈は、秋葉講の案内宿に建てられたものとのことでした。今は一般民家のお庭にあり垣間見ることができました。
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荏田城址。
戦国時代には後北条氏の城の一つで、茅ヶ崎城や榎下城とともに小机城の支城では、との解説を伺いました。今は民家の向こうにある小高い山が城跡とのことですが立ち入りできないとのことでした。
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大山街道を進み、これで荏田宿も終わりという地点に庚申塔がひっそりとありました。
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荏田北三丁目の表示がある大山街道沿いに小黒谷(おぐろやと)地蔵尊がありました。
江戸中期に作られた三体のお地蔵尊です。 「小黒谷」と書いて「おぐろやと」と読み、「やと」とは、 丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形で、一般的にいう「たに(谷)」のことだそうです。この呼び方は神奈川県および東京都多摩地域でつかわれているようです。
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長者原遺跡(ちょうじゃはらいせき)
古代ではこの辺りは武蔵国都筑郡に属しており、その郡衙(ぐんが)の跡が見つかった所です。
ちなみに郡衙(ぐんが)とは、日本の古代律令制度の下で、郡の官人(郡司)が政務を執った役所であったとのこと。国府や駅とともに地方における官衙施設で、郡家(ぐうけ・ぐんげ・こおげ・こおりのみやけ)ともいうと伺いました。
この遺跡からは「都」の文字が彫ってある土器などが見つかっているのですが、惜しいことに遺跡の半分はそばを走る東名高速道路建造時に完全に破壊されたのです。現在横浜市歴史博物館で発掘された土器などを見ることができるということでした。そして現在、長者原遺跡のあったこの場所は荏田猿田公園として整備され、園内に遺跡の解説板を見ることができました。
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「市ヶ尾竹下地蔵堂」は旧大山街道沿いにある真宗のお寺で、江戸中期に建てられました。千日の托鉢によって建てられたため「千日堂」ともいわれているようです。江戸時代に始まった念仏講は、現在でも地元の人たちが続けています。まさに本日もお堂の前で地元の方々20人ほどで楽しくお集まりをしておられました。地蔵堂に上がる石段の下には、庚申塔などの石造物がたくさん並んでおり、一体一体のお地蔵さんにお花などが供えられていました。
また石段を上がった境内からは、大山が良く見える好展望地でした。
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市ヶ尾横穴古墳群(いちがおよこあなこふんぐん)は横穴墓群でした。
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1933年(昭和8年)に発見され、今は市ヶ尾遺跡公園として整備されていました。
鶴見川(谷本川)左岸の丘陵地帯に位置し、谷本川に向けて南向きに開いた谷戸地の崖面を掘って造営されています。12基ある北側のA群と、7基ある南側のB群に分かれており、6世紀後半から7世紀後半にかけての古墳時代末期に造られた有力な農民の墓だそうです。墓群の内外からは須恵器や土師器などの副葬品も見つかっているとのことでした。公園内は、墓群に沿うように散策路が整備されていました。

市ヶ尾横穴古墳群(からさらに西約800mの所に、都筑の地を統合した歴代の首長や一族の墓である稲荷前古墳群(県指定史跡)がありました。
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4世紀から5世紀の古墳時代に、谷本川の流域に広がる都筑を、有力な首長が治め、大和政権との繋がりも持ったようです。これらの古墳は、この地域を治めた歴代の首長や一族の墓で、1967年に住宅造成中に発見され、前方後円墳2基・前方後方墳1基・円墳4基・方墳3基の計10基の古墳と横穴墓9基が見つかったとのことです。特に16号は前方後方墳であり、神奈川県で初めて発見されたとのこと。現在では大部分が住宅地と化し消滅したが、その16号と15号・17号の方墳2基の計3基が保存されているのです。古墳の上に上り皆で高さや形を実感しました。
上から眺める景色は眼下に鶴見川や市が尾高校も見え、広々していました。
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大山街道の緩やかな猿田坂手前、総合庁舎入口交差点の所に古い2階建ての旧旅籠綿屋の建物がそのまま見られました。この交差点は「日野往還」と「大山街道」の交差点なのです。
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市ヶ尾横穴古墳群の手前に梨園がありました。これは「浜なし」という横浜市果樹生産者の統一ブランド名だとのことでした。ネットで調べると、「あざみ野園」では主に「幸水(こうすい)」と「豊水(ほうすい)」を生産。そのほか比較的新しい品種として「秋月(あきづき)」もあるとのことでした。また「浜なし」は通常、市場への出荷は行わず、生産者が直接販売ており現地でほとんど消費されるようです。いずれにしても美味しさは抜群のようですから一度求めたいと思いました。

本日はあざみの駅から大山街道に出て早瀬川・早淵川・布川などの風景を見ながら、しかも横浜に古墳があり本当に驚きました。天候が薄曇りながら終了時まで持ちこたえたことは何よりで23名が元気にウォーキングを終了できたのは浅井先生、TD久森さんのおかげでもあります。横浜散策は今日で10区目、約18000歩、13km超はいつになく多めでしたが10:00スタート、15:45終了は上出来。これからまだまだ新発見があるようで楽しみです。また頑張ります。
posted by yunofumi at 22:28| あちこちウォーク